良い人を採用するには面接/面談で何を聞けばよいか

通常のSI開発において、全員がプロパー(自社の人)で構成されるケースはほとんどない。
特に、開発規模が大きいほど、他社の人(協力会社やパートナーと呼ぶことが多い)の割合が高いように思われる。

ここで問題になるのが、いかに「良い」人を採用するか。

「良い」の基準はケース・バイ・ケースだが、採用/不採用の基準を整理してみることにする。
※以下、法的に聞いてはいけないと思われる項目も含まれているので、そこは注意が必要。
そもそも「面接」や「面談」という言葉自体が違法となる局面もあるが、以下では「面談」と記述する。

Step1: 書類選考の段階
経歴書を見ただけでは大まかなことしか分からない。
よって、この段階では、面談するに値する/値しないだけを判断する。

下記に該当する人とは基本的に面談しない(つまり不採用)。

  • ある程度(目安は5年以上)の経験年数にもかかわらず、短期のプロジェクト(基準は1年未満)しか経験が無い人

下記に該当する人は面談しない可能性が高い

  • プロジェクトとプロジェクトの間に3ヶ月以上無職の期間がある人
  • 通勤時間が片道2時間以上の人

Step2: 面談の段階
この段階で採用/不採用を決定するが、忘れてはいけないことが1つ。
それは、相手方もこちらを吟味している、ということ。
仮に採用となっても、相手方に嫌だと言われればそれまでである。
面談に来てくれたことに感謝の意を示さなければいけない。<基準1>
30分なり1時間なり話をして、その人と働きたいと思ったかどうか。
この点で不安要素があるなら採用すべきでない。<基準2>
話に一貫性があったかどうか。
下記の質問事項について、聞き方を変えて2回は質問してみる。
別な答えが返ってくるようなら採用すべきでない。<質問事項>
採用する目的にもよるが、下記の事項は今までの面談で聞いたこと。

  • 過去に携わった開発の期間と規模、役割を説明できるか
  • リーダー経験(経験ありの場合、何に対して責任を持っていたか)
  • ユーザーとの対面レビュー経験(経験ありの場合、対情シスなのか、対エンドユーザーなのか)
  • ド新規の開発経験(経験ありの場合、担当工程)
  • 保守案件の場合、保守案件に抵抗がないか(ド新規の開発しかやりたがらない人は結構いる)
  • 保守の場合、保守経験はあるか
  • 過去の残業実績(MAXで何時間迄なら残業可能か)
  • プロジェクト固有の技術経験(例: SVFやらOraclePL/SQLJavaでのフレームワーク経験)

以下は営業担当に確認する事項。

  • 契約形態
  • 単価
  • 残業代の清算基準
  • 仮に採用となった場合、いつからプロジェクトに参画可能か

最後は備忘録的な書き方になってしまったが、随時アップデートします。